2016. 09. 28  
今年はいつも群生している場所になかなか咲いてくれなかったがすぐ側の草むらの中に群生していたナガエフタバムグラ。咲いていた花は一つだけでしたが蕾は沢山ありました、右や左上に蕾が見えています。

ナガエフタバムグラ

5-8mmある長い花柄、フタバムグラは1-3mmと短い、でも中間型もあり区別することもない説もあるようです。

ナガエフタバムグラ

花の割に大きな額、先端が尖る、下の球形のが子房で果実期にも萼片が残る。

ナガエフタバムグラ

花冠は4裂、見えているのは雄しべでしょうか、4本あります。

ナガエフタバムグラ

葉は対生、幅1,2mmで長さ2cmくらいと非常に細長い。

ナガエフタバムグラ

アカネ科フタバムグラ属

(9月21日撮影)
2016. 09. 28  
道端などで普通に見られるオオオナモミ、繁殖力が強いので要注意外来生物に指定、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。在来種のオナモミはすっかり減って各地で絶滅危惧種になっています。

オオオナモミ

葉腋に短い花序をつける。

オオオナモミ

雌雄異花で上部に雄花序、下部に雌花を数個付ける。

オオオナモミ

球状の雄花序、雄しべが出ていますが一度に同時には出ないのかな。

オオオナモミ

仏具の独鈷に似ている雄しべ、白い部分が合着した花糸で上部のが葯。

オオオナモミ

既に果実の形に近い雌しべ、総苞片が合着して壺状になる、先端に白い毛のように見えているのが柱頭。

オオオナモミ

先端にくちばし状の突起が2本ある。

オオオナモミ

こちらは別の場所、既に果実になっているけど果実になるのがすごく早い。中に種子が2個入っている。

オオオナモミ

これも強力なくっつき虫だけど外すのはそれ程困難でない。先端にまだ萎れた柱頭が残っている。

オオオナモミ

葉は卵形または広卵形で3~5浅~中裂、長い柄がある。

オオオナモミ

キク科オナモミ属

(9月21日撮影)
2016. 09. 28  
湿っぽい場所に生えていたヤナギタデ、この仲間の中では数が少ないかな、地面の方にピントがあってしまった。

ヤナギタデ

ボントクタデとよく似ています。

ヤナギタデ

花はどれも似ていますがこれを撮らなくては話にならない(笑)

ヤナギタデ

柱頭は普通2岐、3岐するのもある、雄しべは6本。

ヤナギタデ

托葉鞘の縁に短い毛が生えるそうだがこれは長くボントクタデに似ているがそちらは基部に明瞭な伏毛がある。

ヤナギタデ

披針形の葉、一番スマートな感じ。ボントクタデには黒斑があるがこちらにはない。齧ってみたら確かに辛かった。

ヤナギタデ

タデ科イヌタデ属

(9月21日撮影)
2016. 09. 28  
6年ぶりに見かけたタマゴタケ

タマゴタケ

それにしても鮮やかな色ですね、まるでイースターエッグ、木の実ならこの色は熟した美味しい色なんだけどキノコでは逆に毒々しく見える。

タマゴタケ

6年前見た時は食べられるとは知っていたけどさすがにこの色では手が出ず、次に見つけたら食ってやるぞと思ってから6年経ちました(笑)。

タマゴタケ

傘が十分開くと色が薄くなります。

タマゴタケ

ベニテングタケに似ているので食べるのは自己責任で。

タマゴタケ

出始めた状態、まさしく卵だ!

タマゴタケ

左のは白身が剥けて黄身が露出した状態でこちらはゆで卵

タマゴタケ

持ち帰って卵スープにして食べてみました。煮るとこの色がすっかり落ちるしスープの色も赤くなるので駄目ですね。
味の方は期待感が大きかっただけにさほどでもなくガッカリ感も大きかった(汗)。
特に開いた傘や柄の部分はさほどでなくあまり開いていない1枚目くらいの方が美味しかったです。
でもわざわざ探して採るほどのものでもなかったな。

テングタケ科

(9月21日撮影)
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平家蟹

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